【2023年】中小企業・個人事業主向けホームページの作り方と補助金活用の基礎知識

目次

中小企業・個人事業主こそホームページを積極的に活用するべき理由

中小企業・個人事業主などスモールビジネスの方こそ、ホームページを積極的に活用するメリットがあります。

理由① 集客力の向上

何かを購入する時や、知らないことを調べたい時にどうするか?
最近では、人に訊く前に「まずはオンラインで情報収集をはじめる」という方が多数派です。

さらに、情報収集から意思決定、購入まで、全てオンライン上のみで完結してしまうことも今では珍しくありません。

少し前までは、販路拡大・チャンスを拡大するための手段の一つだったのが、今や企業情報や商品・サービスをオンライン上でアピールしないことは、検討候補に上がる機会さえも損失しているとも言えます。

大きな広告費をかけて全世界にアピールする必要はありません。工夫を重ねてホームページを積極的に運用することで、あなたの商品やサービス、発信する情報を必要とする見込み客やターゲットに向けてアピールすることが可能になるのです。

理由② 信頼力の向上

ネットの情報よりも信頼できる人との繋がりが大切だと、周りの人に尋ねて情報収集をした場合であっても、情報の整理や精査、比較検討、決裁者への資料提供のためにホームページを見るということも少なくありません。

長い付き合いのクライアントや紹介がほとんどだし、特殊な仕事だからネットから申し込みが来るとも思えない。ホームページは名刺代わりの簡単なもので構わないんだよな・・・

このように考えている事業者様こそ、ご自身が取引を検討している相手先の公式ホームページまで見に行く時のことを想像してみてください。連絡先を知りたいわけではありませんよね。

会社のイメージに合ったデザインで、情報も整理されていて知りたい情報にアクセスしやすい、さらにリアルな様子がわかるスタッフの声やお客様の声が掲載されていて、「なるほど知らなかった!」と思う専門分野の情報や、最新の相談会の日程も更新されている

信頼している相手からの紹介の上、このようなホームページだったら、印象よく取引につながるのではないでしょうか。

会社のホームページは、名刺や看板というよりも、会社案内でありオンライン上の会社そのものだと見られていると認識しておきましょう。

これが共通NGパターン?!知っておきたい後悔しないホームページの作り方

ホームページ作りに悩み続けていたり、作ったけれど不満があるという方からお話を伺うと、共通のパターンがあります。

1つ目は、

  • 自分のビジネスはネットから申し込みが入るようなビジネスではないから
  • 既存の顧客と紹介だけで仕事が十分回っているから
  • SNSで十分
  • 名刺代わりの簡単なものでいい

などの理由で、制作やリニューアルに消極的な方。
もちろんオーバースペック!と思えるような使いこなせない機能や過剰な見栄えに予算をかけたり、相場とかけ離れた高額な見積もりを受け入れる必要はありませんが、「会社の顔」「オンライン上の会社そのもの」を作る、という意識は大切です。

最初の段階で「〜でいいや」と思ったり、消極的に考えていたりすると、残念ながら期待以上のホームページが出来上がることはありません。

一方で、ホームページ制作に積極的な方にも注意していただきたいことがあります。

最近はホームページ制作やデザインの専門知識がなくても、かなり見栄えのいいホームページを自作することができる便利なサービスも増えました。

もちろん、自社のことを誰よりも知る経営者ですから、ホームページ制作にしっかりと関わることは当然大事なことです(無関心や丸投げはもってのほかです)
とはいえ、以下の理由から、一部の例外を除いて基本的に自社ホームページの自作はおすすめいたしません。

自社ホームページを自作しない方がいい理由
  • 納得のいくものを制作しようとすると、非常に時間がかかる
  • 想いが強過ぎて、読み手に情報が伝わりにくくなってしまいがち
  • 業界用語、専門用語をそうとは気づかずに使ってしまいがち

自分目線になっている

ホームページはいわば、会社の「顔」です。
正面入口で来客を気持ちの良い挨拶でおもてなしをするように、相手からはどのように見えるか?という相手目線・第三者目線を入れてみる、ということが肝心です。

伝えたい情報が伝わらない

ホームページに限りませんが、情報の送り手が「伝えたいこと」と、受け手が「知りたいこと」は全く違います。
そして、商品やサービスはほとんどの場合、その道の専門家からそれ以外の方達へ届けられるため、専門業界の中ではごく一般的で日常的に使われている用語も、他の人にとっては初めて聞く言葉だったということもあります。

運用や更新ができていない

信頼性の面でも、SEO対策面でも、ホームページで提供される情報は常に最新かつ正確であることが重要です。
定期的に、効果的に更新できるような工夫をしましょう!

これは要注意!今すぐ対策しましょう!
  • 古い情報のまま放置されている(現在は提供していないメニューが掲載されたまま・価格が最新ではないetc)
  • 新しい情報が追加されていない(案内されている最新のセミナー日程が1年前の日付のままetc)
  • SSL対応をしていない

誰もが毎日ブログを更新する必要はありませんが、会社の「今」と整合した情報を常に得られるホームページにすることが大切です。セキュリティ対策もSSL、reCapchaなど無料または安価で導入できるものは最低限、しっかりと対策することが必要です。

運用・更新をサポートするプランを検討する                        

ホームページは作って終わり、ではありません。
制作後のメンテナンスや更新の運用に不安があるなら、運用サポートの利用を検討しましょう。

月々定額プランなら、ホームページの維持管理・毎月の更新依頼もOK!
初期費用や制作費を抑えて、手間なくホームページを始めることができます。

中小企業・個人事業主向け ホームページ制作や販促・広告宣伝に使える補助金

中小企業・個人事業主だからこそ、ホームページ作りが大切だということは分かっているけれど、本格的に制作しようとすると結構費用がかかるし、創業時に自作したものが一応あるし、つい後回しに・・・

ホームページの新規作成だけでなく、リニューアルにも利用できる補助金・助成金があります。
応募条件や要件があり、申請書類も複雑で難しいと思われる補助金ですが、制作費用の2/3が補助になるなどメリットも大きく、ぜひ有効に活用することを検討してみてください。

当社では補助金の専門家と提携しており、情報提供と申請のサポートをしています。
全国で実施している補助金のほか、都道府県や市区町村で独自の補助金が用意されていることも多数あります。
当社での情報提供は「ホームページ制作・販路開拓・広告宣伝・展示会出展」などに利用できる補助金限定にはなりますが、事業所の所在地や業種に合わせて活用できる補助金・助成金の情報をご提供することがしております。(ご相談時期や地域により、該当する補助金が無い場合もございます)

小規模事業者持続化補助金

通年で複数回募集していて、小規模法人・個人事業主には最も身近に活用しやすい補助金です。販路開拓を目的とした事業に対して補助される補助金で、幅広い用途に活用いただけます。補助額50万円・補助率2/3の一般型のほか、補助上限が200万円の創業枠・事業承継枠など(年度ごとに特別枠は異なるので最新情報をご確認ください)があります。

ただし、2023年度はウェブサイト関連費に使えるのは補助額の1/4まで、かつ、ウェブサイト関連費のみの申請は不可のため、他の補助対象経費と組み合わせて申請する必要があります。

弊社での請負実績は、ウェブサイト制作(ウェブサイト関連費)・チラシやDMのデザイン制作・ポスティング(広報費)・新商品のパッケージデザイン(開発費)など。

こちらもチェック!

IT導入補助金

会計システムや決済機能などの導入に活用できる補助金です。
ECサイト制作は対象ですが、通常のホームページ(コーポレートサイト)の制作・リニューアルは補助対象外です。

ECサイト制作を検討している方は、ぜひご相談ください。

事業再構築補助金

事業を再構築することを目的とした補助金で、新型コロナの影響で売上が10%以上減少した企業が対象です。
ホームページ制作費も補助対象となりますが、補助事業を実施するために利用するものに限定されます。また、ホームページ制作を事業のメインとした申請は不可となっております。

ものづくり補助金

ものづくり補助金は、企業の生産性を向上させることを目的とした事業が補助対象です。そのため、広報のみを目的としたホームページ(コーポレートサイトなど)は補助対象外になります。
補助対象とされるのは、決済機能(EC)や相談窓口(チャット機能)などを搭載する、企業の生産性の向上につながる機能を有するホームページであることが条件です。

各自治体の補助金

企業広報を目的としたホームページ(コーポレートサイト)制作に使える補助金を各自治体で募集していることがあります。

単発だったり、業種や目的が限定されていたりもするのですが、要件が合致していると全国で省庁が実施している補助金に比べ比較的、簡単な申請手続きで採択されやすい傾向です。

こちらはご相談者様の事業所の所在地や業種に合わせた情報提供となりますので、地域やご相談時期によって対象になる補助金が無い場合もございます。まずはご相談ください。

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